いつも持ち歩いているA5ノートが終わりに近づいたので,新年度ということもあって,新しいノートを購入した。購入したのは,今まで使っていたものと同じ,ライフのノーブルノート(A5横罫)である。線の幅が8oで,中字の万年筆でも十分書ける。紙質は万年筆のインクとも相性がよく書きやすい。
今まではA5のブックカバーをつけて使っていたが,今回はノートカバーもセットで購入した。キングジム レザフェスノートカバー(A5 黒)である。これはなかなかいい。まず,カバー自体がけっこう分厚くてしっかりしているので,モールスキンのカバーのように硬くて,台がなくてもノートに字がきちんと書ける。次に,付箋を貼るためのプラスチックボードがついている。これは栞代わりにもなる。もっとも,栞も2本付いているが。第3に,ファスナーつきのポケットが付いており,付箋やちょっとした小物を収容できる。けっこう気に入った。
ところで,ライフのノーブルノートは100シートである。今使い終わったノートは2009年3月から使っているから,ほぼ2年使ったことになる。この機にぱらぱら読み返してみると,単なる事実の記載もあるが,いいことも書いてある。やはり,ノートなど自分の書いたものは読み返して,そのレベルをしっかり自分の常識としていく必要があると実感した。
「心に青雲」2011年4月8日付の記事「落ちては登る」では,南郷先生の言葉が引用されている。南郷先生は日記について,次のようにおっしゃっているそうだ。
「日記は2〜3ヶ月後に読み返せ。そうすれば今の自分が書いた時より落ちていることがわかる。そして落ちては登るものだ」
なるほど,もっと短い間隔で読み返して,書くという労働(自己疎外)によって一時的に高まった自分の実力を,しっかり定着化させる努力も欠かせないようだ。
新年度になり,仕事場のパソコンで古いファイルを整理していた。すると,約一年前に書いた心理検査の所見が目にとまった。自分でいうのも変だが,かなりハイレベルの所見だった。それに比べて最近は,単なるルーティン的に所見を書いているような気がする。しっかり反省して,「登る」努力が必要だ。
今回購入した発見の手帳=書き慣れノートは,最低でも1年間で使い切ろう。寝る前か,朝起きてすぐにでもノートに向かい,思索を綴っていくことを量質転化させていきたい。
2011年04月10日
ノートカバー購入
【関連する記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック