実は一ヶ月ほど前に、走っている途中、突然ひざに激痛が走り、全く走ることができなくなったことがあった。一週間ほど前のリハーサルのときも、3kmくらい走ったところで同じ症状が出て、走れなくなった。本番でもこのひざの激痛だけが問題だった。
本番では、走り始めたときから少しひざに違和感があり、1kmくらい走ったところで痛みが出はじめた。「やばい!」と思ったが、少し走り方を変えてみると痛みは引いた。が、またしばらくすると痛み出し、またおさまるといったことをくり返した。ペースを落として4kmくらい走ると、痛みは消えていった。
ペースアップしようかとも思ったが、例の激痛が走るともう走ることもできなくなるので、そのままのペースで走った。8〜9km付近で、もう大丈夫だと判断して、ペースアップ。競技場に入ってからはさらに加速して、ゴールイン。目標を達成できたので、少し嬉しかった。
実は一年前から友人にマラソンを誘われていたのだが、そのときはとても10kmも走れる気がしなかった。今年になってから、初めて5kmのジョギングを始めた。最初は走れずに、その後、何とか走れるようになり、次第次第に、5kmくらいなら平気で走れるようになった。院試で少し中断したが、その後10kmにも挑戦し、60〜70分前後では走れるようになっていた。
そして本番。はっきりいってひざの心配さえなければ、10kmなんてなんでもないと思えるまで認識が変化していたし、実際に走ってみても、ほとんど疲れていない自分を発見した。
一応50分に目標を設定したが、速く走ること自体はそれほど重視していなかった。それでも、同じくらいの年の女性や、60を越えているのではないかというくらいのお年寄りに次々と抜かれていって、もう少し速く走れたほうがいいかもしれない、とは思った。
終了後、駐車場に向かって歩いている途中に、例の激痛が走って、しばらく歩けなくなった。ランナーズニーとかいうらしいが、ふくらはぎや太ももの筋力を鍛えるといいらしい。ちょっと筋トレでもやってみようかと思う。