なんごう つぐまさ が説く看護学科 ・心理学科学生への
“夢” 講義(32) ―看護と武道と認識論 /南郷継正
今回は瀬江千史「脳の話」の補足。以下、分からなかった点を2つ。
p.80の「心理というものがココロだとすれば、認識というものはアタマということができます」との記述。認識にはアタマとココロのはたらきという2つの側面があるのだと思っていたのだが。
最後のp.84。「以上の三つが満たされて初めて、脳は満足に働きますから、認知症が体のために発症することはまずありません。」との記述。「から」の前と後ろが僕の中でつながらない。
何回か読み返してみようと思う。
なお、最後に「別件」として、現在は『学城』で投稿文を受けつけていない旨、書かれている。
次代を担う看護学生・医学生への医学概論教育 講座(15)
―[連載] 第2部・第4回 /瀬江千史・本田克也・他
最初に、一般教養の基礎を身につけるためにもっともよい方法が説かれている。中学の教科書を学び直すことから始める、というおなじみの方法である。特に、「理科と社会(とくに歴史と公民)、そして保健体育はしっかりと学びなおさなければならない」とされている。個人的にも保健体育は大切だと思う。『看護の生理学』などを読もうとしても、その前に、人間の体の仕組みや発達の一般論が、アバウトながらにも描けていないとかなり厳しいからである。僕は保健体育の教科書は2種類持っているが、また復習しようと思った。
初学者のための 『看護覚え書』 (11) /神庭純子
―看護の現在をナイチンゲールの原点に問う
さすが弁証法の達人! 「いのちの歴史のイメージ像」とその解説が、非常に分かりやすい。感動で、寒気すら感じる。近刊案内に『看護のための「いのちの歴史」の物語』が紹介されているので、おそらく1月くらいにはでるのだろう。とりあえず3冊は買って、100回くらい読まないと。
ところで、最初に引用されている小論は、誰が書いたのだろう?